omega trouble

<TAKAGI Tetsu + OKAMOTO Mitsuhiro>
<http://www.h7.dion.ne.jp/~zah80685/>
since 1997-




オメガトラブル 100万円の美 〜鑑賞No.7 高橋由一「鮭」の場合〜

日本では、「美術年鑑」という本において、「号いくら」とスパッと芸術が価値付けられている。
それは「絵の価値は、内容に関係無く、大きさに比例する」という不思議な考え方である。
その考え方に基づき、日本近代絵画の代表作22点を100万円あたりの大きさに複製し、
「100万円の美」として画廊に展示した。
(週刊金曜日2007年2月16日号より 連載「珈琲破壊」054)






オメガトラブル 100万円の美 〜ストラクチャーNo.2 三木富雄「SM-3」の場合〜

サザビーズやクリスティーズなどのオークションを通して、美術作品が売買され、
国際的な市場価値が決められていく。
作品「100万円の美〜ストラクチャーシリーズ」は、
黒子に扮した我々が本物の作品とともに支持体
(絵画の場合の額であり、彫刻の場合の台座)として写真に納まり、
作品部分が100万円あたりの大きさになるようにプリントし、展示するものである。
(週刊金曜日2007年2月23日号より 連載「珈琲破壊」055)