橋仔頭神社境内再現プロジェクト
KEIDAI Reappearance





NS#284 日式石燈籠再建(橋頭神社境内跡地、台湾)

2005年11月4日に日本統治時代に石燈籠のあった場所に復元を完了。
7つの石燈籠部分の内、3つは実際に当時使われていた遺石を使用、他は新たに制作した。


橋仔頭神社境内再現プロジェクト(台湾)

日本統治時代の神社を写した2枚の写真と当時を知る人々へのインタビューを元に、
神社跡地を確定し、散在していた神社遺物、新たに制作した欠損部分と組み合わせ、
石燈籠等、神社の一部を復元した。
「靖国神社問題と同じだ!」という戦後台湾に渡ってきた外省人たち、
「日本との交流史、土地の歴史を伝える為に賛成」という日本の教育を受けた老人達を両極に、
マスコミ、政府をも巻き込んでの論争となった。

(週刊金曜日2006年1月20日号より 連載「珈琲破壊」002)







NS#273
橋仔頭神社節慶歌
2005
CD 34秒
歌:林添財

日本統治時代の橋仔頭(現、橋頭)において、「お祭りの歌」として当時の日本人、台湾人に親しまれた日本語の歌がある。
橋頭にて、「日本統治時代」を知る老人と会い、その内の何人かはこの歌を口ずさんで下さった。
その中で、林添財さんの歌は元音楽科の教師という音楽的下地の上に彼自身の郷愁を込めた想いがしっかりと伝わってくるものであった。
橋頭の歴史の1ページいや、日本台湾交流史の1ページとして、この林添財さんの歌声が長く後世に伝わることを願って。







日本神

当連作は、日本人を神として祀る台湾の廟を訪ね、そのご本尊を撮影した写真から構成するものである。
母が日本人である鄭成功の部下であった吉原将軍、 日本統治下における田舎の一巡査であった義愛公、
米軍に撃墜されたパイロットの飛虎将軍など、 神格化された日本人の職業や時代背景はまちまちである。
複雑に絡み合ってきた日本と台湾の交流の歴史を感じさせる。
(週刊金曜日2006年10月20日号より 連載「珈琲破壊」039)







京都新聞 2024年9月21日 沢田眉香子さん「岡本光博」展評